いよいよ名刺が完成。名刺交換では、いろいろな反応をいただきます。
しかし、いいことばかりではありません。さまざまな声をいただき改善された現在の名刺。
そこまでの経緯を書きました。
VLDの名刺のひみつ、全4回中3回目は『1年使ってわかったこと(効果検証)』です。
はたして反応は!?
バリードライフ デザインの名刺が左側(手前)。100枚で高さ36mm。
右側(奥)は、マット紙(180kg)100枚の高さになります。
並べてみると厚みが想像できるかと思います。
この名刺を持って仕事やイベントで配りますが、出会う方は老若男女いらっしゃいます。
思ったとおり反応してくれるか。実際に興味を持ってもらえるのか。
期待と不安が入り交じります。
結果、10人中7、8人くらいに興味を持ってもらえます。
実際、交流会で名刺交換したときの印象です。
いただいた声で圧倒的に多いのは、
「すごい名刺ですね」「こんなの見たことない」です。
いまどき名刺に手間もコストもかけない。だから珍しくて当然かもしれません。
名刺のことから自然とデザインの話になります。仕事以外の場では、“名刺に隠されたヒミツ”をお話します。
傾向として、女性の方が興味を持ってもらえることが多く、加工面を指でなでたり、傾けて凹凸を確認しているようです。
2度目にお会いしたとき、名刺の話が出たこともありました。
基本的に名刺を渡したからビジネスになることはあり得ないです。それは十分わかっています。
しかし、相手との会話の入り口・記憶に残るかどうかで考えると、
手間隙かけて良かったと思います。
◉メリットまとめ
- 話のネタになる
- 職業がわかってもらいやすい
- 自分のデザインポリシーを伝えやすい
いいことばかりじゃない。反省からリニューアル
いいことばかりではなかったです。渡してからわかったデメリット。教えていただいて良かったです。
一番多かったのは「見づらい」「見えない」です。
「火あぶりで文字が浮き出ますか!?」と言われたこともありました。
最初の名刺は特色の黄色を使っていたので、印刷面も見づらかったかもしれません。
「鉛筆で擦ると文字が浮き出ます」と言ったりすると、本当に擦った方もいらっしゃいました。
また、イベントの会場やお店であれば、照明の明るさ・照明の色味に関係してきます。
渡す場所の環境によって見づらいということもわかりました。
これは加工した印刷物をイベントで使う場合、会場の照明によって、加工方法を考える必要がありそうです。
名刺で見づらいのは致命的。今までいただいた声をもとに改善策を考えました。
◉デメリットまとめ
- 環境、人によって見づらい
- ご年配のかたには効果なし
- 紙や加工に無反応の方もいる
- 表面・裏面とも同じ情報にして、渡す状況により使い分けできる。打合せの時はスムーズに進行させる。
- 印刷は、照明に影響されない色に変更(見やすくする)。
- 加工しても見えるように書体変更、文字を調整
この名刺の良さを残したまま、しっかり情報が見えること。照明に影響しないこと。
こうしてできたのが現在の名刺です。
このように何ごとも効果検証することは大事です。
ホームページや販促物、みなさんが制作したデザインは効果検証ができていますか?
次回はいよいよ隠されたヒミツについて書きたいと思います。
《VLDの名刺のヒミツ》